カウナスは見どころがないと言う人もいるけど、それなりに教会や博物館、美術館など色々ある。
教会は少しお腹いっぱい気味だったので、カウナス中心部から少し離れた第九要塞博物館に行ってみました。
宿がバスターミナル前だったので、バスターミナル前のバス停から57番のバスで約15分。1.3ユーロ。
バスのドライバーが、このバスのルートじゃ第九要塞まで1キロぐらい歩くよってわざわざ乗った時に教えてくれた。優しい。
こんなとこ歩くの?ってところを歩いていく。
終点から第九要塞博物館の裏手まで約徒歩15分。チケット売り場の建物まではさらに歩く。
入場料3ユーロ。
1つ目の建物は新しい建物で、主に遺留品などの展示。学生や家族連れが結構いました。
2つ目は、実際のユダヤ人収容所を使った博物館。
今日は風が強くて寒いのもあるけど、内部はさらに寒くて不気味。
ナチスの負の遺産系博物館は初めて訪れるからか結構怖い。
映画ライフ・イズ・ビューティフルを思い出すような光景…。
杉原千畝の紹介も少しあります。
この建物の1階と2階の間にたぶん地下通路に繋がる部屋があるんだけど、ここが一番怖かった。
部屋に入ると床が平らじゃなくて、歩くと平衡感覚がおかしくなって怖さ倍増だった…。
冷たい空気感とか歩いた感じとか、実際訪れないとわからないから、写真じゃ伝わらないことを味わえる場所でした。
私はタイミング合わなかったけど、土日に訪れるなら12時と15時から始まる英語のツアーが良さそうです。(入場料+0.5ユーロ)
屋外展示はチケットなしで自由に見れます。結構広い。
銃で大虐殺された壁。
大きなモニュメント。
大体2時間ぐらいいました。
帰りは博物館から歩いて5分ぐらいの近い方のバス停から23番のバスで帰りました。
(歩き方にバスのこと少し書いてあるけど、自分の場所から第九要塞までのルートを検索した方がいいです。57番は約12分おきに出てるけど着くバス停が第九要塞から遠いし、23番はバス停は近いけど、バスの本数は少ないです。)
翌日、杉原千畝記念館にも行ってみました。
第九要塞博物館に比べると全然見応えなくてこれで4ユーロか…と思うとアレですが、寄付と思うことにしました。
でも、実際の領事館の場所の雰囲気、あの第九要塞までの距離感とか、行ってみないとわからない感覚を味わえて良かったです。
領事館の周りは丘の上にあって、神戸の山手のような雰囲気で、昔も高級住宅街のエリアだったんだろうなと想像できました。
↑なんとなく日本っぽい。
杉原千畝記念館に行く人多いけど、個人的には第九要塞の方が見応えあってオススメです。