昨日、時間通りにペトロザヴォーツクを出発した寝台列車は、遅れることなく3:37にケミに着いた。
昨日ペトロザヴォーツクの駅に着いたのは出発の1時間前ぐらいだったけど、珍しく1時間近く停車時間があったので、すぐ電車に乗り込めて車内でゆっくりできた。
夜中に着くので、降りやすいように窓際下の席(800.2ルーブル、約1410円)を購入したけど、私のエリアには誰もいなかった。
↑サンクトペテルブルクを通らない列車だったからかガラガラだった。
車体は今まで乗った中で一番古かった。電源も少なめでトイレも少し臭う。でもトイペなどは完備。
車掌のおばあちゃんが、ロシア語で全然わかんないけど、様子見に来てくれたり声かけてくれたりして嬉しかった。ロシア人のおばちゃんほんと好き。
↑到着したケミ駅の待合室。
すでにこのあたりはほぼ白夜なので外は十分明るいけど、ケミ駅の待合室でしばらく時間つぶし。特に危ない雰囲気もないし、寒くもなければトイレもある。ロシアは寒さ対策しっかり出来てるので、屋内で寒さに困ることがほとんどない(冬死ぬからね。笑)。
椅子に座ってたら、初めて職質受けました。
パスポートと入国カードを見せて、何やらロシア語で質問されたけどわからないので首振ってたら、スマホで英語に翻訳してくれた。
どこに行くの?
ソロヴェツキーで何泊するの?
ロシアの後はどこ行くの?
出国のチケット持ってる?
など簡単な質問。別に威圧感とかなかった。お供の警官は微笑んでたし。
出国のチケットは持ってないのでちょっと焦ったけど、サンクトペテルブルクへの列車のe-ticketがあったので、それ見せたら納得してくれた。(持ってなくても大丈夫だったと思うけど。)
私のパスポートと入国カードとe-ticketスマホで写メして去っていきました。ちなみに滞在登録のチェックはありませんでした。
逆に駅に警官いると安心します。
ネットしてたら数時間の待ち時間なんてあっという間。プリペイドSIM、ほんと便利。
そして、7時20分頃港行きのバス停へ。(駅から徒歩数分。目の前のスーパーの右手の道を東に向かえばある。)
私がネットで見つけた情報だと、7:30にバスがある。その次は7:50。
でも、ソロヴェツキーへの船は今日運行開始になったばかりだし、事前に船のチケット問い合わせた時も、6月8日まではお客さん少ないから船の時間はイレギュラーと言われたので、バスもこの時間にあるかわからなかった。
本数減ってて30分発がなくても、50分発には乗れるかもしれないと思い待ってたら、30分に来たのはスクールバスだった…。
でも、少ししてバス停にチラホラと人が集まりはじめ、7:50にバスは来ました!
↑2018年6月1日現在のケミ駅と船着場(ラボチェオストロフスク)までの時刻表。バス内に貼ってあった。真ん中がケミ駅発、右が港発です。料金は30ルーブル(約55円)。
タクシーだと、300ルーブルらしいです。たぶんタクシーは20分もかからない。駅前にいます。(詳しく別記事でまとめます)
おんぼろバスはノロノロと港へ向けて走り、約30分。
↑終点。Uターンするからすぐわかる。
そこから船のチケットを予約してたプリチャルホテルまでは徒歩3〜4分。そこから船着場までも徒歩5分ぐらいです。
プリチャルホテルの人はさすが高級(?)ホテルのスタッフ、英語はペラペラ、対応もものすごく丁寧だった。
船代は片道1600ルーブルです(約2810円)。
船着場までにカフェがあること、トイレがあることを教えてくれ、教えてもらったカフェで朝ごはん。
ちょっと高かったけど、仕方ない。230ルーブル(約410円)。
駅で時間つぶしてその周辺で朝食済ませても良かったけど、なんせバスの時間が不明だったので早く来て落ち着きたかったのです。
しかしまだ8時半。粘ったけどさすがに気まずくなって11時頃に港の方へ。
なんやここにもカフェあるやん!
最近出来たような新しいカフェ。
食べ物はお菓子しかなかったけど、インスタントコーヒーが50ルーブルだったので、ここであと1時間船を待つことに。外は小雨で寒かった。
コーヒーを飲みながら外を見ていると、時間的に10:46着の電車で来たであろう団体が、私が乗った1番のバスと同じ形のバスに乗って船着場までやってきた。
1グループの団体っぽかったから、あれは貸切っぽい。
12時に船のチェックイン開始。
荷物置くのは外だった!私はかろうじて屋根の下に置けた。小雨が降ってたので荷物濡れてる人もおった…。
この時期ツーリスト少ないから船は1日1便って言ってた割には超満員だった。週末だからかな。
船は2時間10分程でソロヴェツキー島に着いた。
船着場から予約してたホテル、ソロヴェツカヤ・スロヴォーダーホテルまでは徒歩20分って書いてあったけど、早歩きで25分でした。遠いよ!
みんな同じ時間に着くんだから無料でピックアップサービスして欲しい…。
荷物を置いて、島をぶらぶら。
お土産屋は5件、6件と見つかるのに、売店は1件だけ、カフェは一つも見つからない。
(※カフェは後日見つけました)
雨が強くなってきたので、とりあえず売店でお菓子買って早々に宿に戻る。
晩ごはんは仕方なしに高そうだけどホテルで食べるかーと思って行ったら、なんか今日はやってないって言う。いや、やってそうなのに貸切なの?何なの?じゃあこのホテルに泊まってる人はどこでご飯食べんの?
じゃあ、ご飯食べれるとこ教えてよって言ったら、近くのソロヴキホテルを紹介される。
そりゃあんな高そうなホテルだったらレストランさすがにやってるでしょう。
行ってみたら案の定高くて、しかも英語のメニューがない。
Wi-Fiが使えたので、何とか翻訳して、とりあえずサリャンカとパンを注文。
しかし美味しかった。ベーコンや野菜たっぷり。
ロシアと言えばボルシチが有名だけど、サリャンカも美味しい!
一口目は普通のミネストローネみたいなトマトスープなんだけど、レモンと黒オリーブの酸味とスメタナのサワークリームを合わせると、何とも深い味わいになるのです。
スープも量が多かったので、お腹いっぱい!寒かったから温まったー!スープとパンで400ルーブル(約710円)+チップでした!
ところで、ソロヴェツキー島は北極圏まではいかないのですが、ほぼ白夜です。日の入り23時頃の日の出2時頃なので、真っ暗になることがない。
長い時間明るいのは嬉しいけど、日の出とか夜景見たい人には残念な時期ですね。
逆に日の時間が短いと、この島街頭なんてわずかだろうし、夜は真っ暗になるんじゃないだろうか…笑。
↑23時頃の空。