ゆ旅

世界一周から離脱して、ゆっくり世界旅。

【セモンコン→マセル→マレアレア】マレアレアの移動について


【本日のまとめ】


6:23 セモンコンロッジ出発

(徒歩)

6:50 セモンコンバスターミナル着


6:50 セモンコン出発(140マロチ、約1190円)

 ↓(2時間45分、休憩なし)

9:35 マセルバスターミナル着

  (到着場所から隣の広場に移動)


14:00 マセルバスターミナル発(90マロチ、約765円)

 ↓(3時間15分、休憩なし)

17:15 マレアレア着(マレアレアロッジ前)


【マレアレア行き(ロッジ前)について】

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レソト・マセルのミニバス乗り場
①セモンコン、ブツァブツェ行き(集まり次第出発)
②セモンコンからの到着場所
③マレアレア「ロッジ前」行き(月〜土7時・14時発、日曜15時発)
④マレアレア行き(ロッジまでは行かない)※集まり次第
⑤モホトロン行き(大型バス)大体6時発

 

マセルからマレアレアロッジ前まで行くのは、月〜土曜日は7時と14時の1日2本、日曜日は15時発の1日1本のみです。

珍しく時間が決まったバスなので貴重です(2024年5月現在)。

7時はわからないけど、私が乗った14時は空席2〜3ある状態で時間通りに出発しました。(でも、マセルに戻ってきてから乗り場に顔出しに行ったら、14時20分ぐらいに今から出るって言ってたので、30分ぐらいの誤差はあり)

マレアレアロッジまでの直通バスは分かりづらい場所にあり、マレアレアロッジまで「ダイレクト」で行くか必ず確認すること。ちなみにバスには、経由便共に行き先が書いてませんでした。

マレアレア行きをその辺の人に訊ねても、マレアレアロッジまでは行かないけど、その手前のマレアレア県までしか行かないバスに案内されることがあるので注意です。


乗継でも早い時間なら辿り着けると思いますが、直通がベター。なぜなら、マレアレアは小さな集落で、マレアレア手前から悪路の未舗装になるし、他方面からのバスも多くないと思うからです。先人達のブログだとマレアレアまで3時間〜5時間と時間の幅があり、この誤差は何?と思ってましたが、ダイレクトなら3時間、乗継ならそれ以上ということで納得しました。


マセルから乗り継ぐ場合に降ろされる場所は、Mosekuwa's Storeという街にあるAlfa super market前のミニバスが集まってるところか、バスがThabaneng行き(マレアレアロッジまで約8.3キロの場所)かMatelile行き(マレアレアロッジまで約6.1キロ)ならそこで降ろされると思います。後者2ヶ所もマレアレア県で、ロッジはマレアレア県の一番奥にあります。

ロッジの手前で降ろされた場合、次のマレアレア行きバスが来るまで待つかヒッチハイクです。バスは望み薄なので、1本道だしヒッチハイクがいいかも。


南アのブルームフォンティンからマレアレアに向かう場合、ブルームフォンティンを10時ぐらいに出発でき、途中何もなければいい感じに乗り継げると思います。早く着いても、バスに荷物を置いてマセルをウロウロできます。

私がバスに荷物を置いた12時40分は誰もいませんでしたが、14時前にバスに戻るとほぼ座席が埋まってたので、早めの座席確保をオススメします。そして右側の窓際が絶対オススメです!(Gates of Paradise の峠からの景色を楽しめます)

セモンコン行きもマレアレア行きも途中トイレ休憩ないですが、ガススタに寄ると思うので、行くならその時です。(マセルバスターミナルにも2マロチでトイレあります)

 

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↑の出発地手前にあるビリヤード台付近にいる人達や、売店のお姉さんに聞くとロッジに行くバスはコレって教えてくれます。私が乗継便からバスの移動してきた後構ってくれ、みんないい人達でした!


(以下日記)

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朝5時に起き暗闇の中、身支度を整え静かにバナナを頬張り、ようやく足元が明るくなってきた頃、バックパックをしっかり背負い部屋を出た。

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 ↑日の出は6時45分、6時23分にドミを出る。ここから宿の入り口まで下り階段で4分程。

 

16キロのバックパックを背負い、時には立ち止まりながら激坂をゆっくりのぼる。

すれ違った女の人が、マセル行きは6時半よ!と教えてくれたけど、その次ぐらいに乗るつもり(すでに6時半はまわってる)。

 

6時50分。

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ようやくバスターミナルが見えてきた!

と思ったら、出発しようとしてたバスが私を見つけスピードを緩めたので、「マセル!」と叫ぶと「ハリーアップ!」と返事。

やった!待ち時間なしで乗れる!

いくらか聞くと、「グッドプライス」というので、いや、140でしょ?ともう一度聞くと承諾。

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バス内には私以外に2人おばちゃんが乗ってるだけだった。

ということは、これは始発の6時半のやつかも。

どうやら始発は満席じゃなくてもある程度の時間がくれば出発するみたいです。

途中、他のミニバスから乗り継いだ人を乗せたり、人を拾いながら走るけど、結局マセルまで満席にはならず荷物代も不要でした。

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↑足元が行きのミニバスに比べて広かったので自席の足元にバックパックは置けた。

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↑行きも見たけど美しい景色

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おばちゃんと料金係とドライバーが延々とおしゃべりしてるのを聞きながら、外の景色を堪能。

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ロマ手前の渓谷も綺麗で、ロマには綺麗で大きなレソト大学があり活気もあって、滞在するのに楽しそうな町でした!(宿は現地で探すしかないが、ゲストハウスの看板がいくつかあり)

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↑ロマ渓谷。

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↑ロマ周辺。バス代は現金払いだけど、現金の持ち合わせがない人は、vodacomでお金をおろしてた。

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↑お菓子など売ってる露店。

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途中3度ドライバーがバスを停め、補助席のボルトを抜いて車の底を何やらカチャカチャするので、故障せずにマセルまで辿り着くのか不安でしたが、無事9時35分、約2時間45分でマセルに到着。

 

往路で乗ったセモンコン行きの所に停まるかと思ったら、少し東側に到着。


バスを降りたら、まわりの人にどこ行くん?と聞かれるので、マレアレアと言うと、マレアレア行きはあっちのアッパーだ!と言う。

まだレソト男性を信用しきってないので、さっきのバスの料金係に、マレアレアのバスってあっち?って聞いたら案内してくれた。

レソト男性は隙あればボろうとするけど、根は親切なので悪人になりきれない印象がある。

 

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マレアレア行きのバスがある広場の手前で料金係にはもう大丈夫といい笑顔で別れ、広場に入るとやっぱりどこに行く?と聞かれるので案内されたバスに乗り込んだら誰もいなくてガッカリ。

 

しかもこの広場に停まってるミニバスは行き先が書いてない。

本当にマレアレアに行くのか…?

と思ってたら一人の女の子が乗ってきて、このバスってマレアレア行く?って聞いたら行くというので安心し、バックパックを置いたままトイレへ。(2マロチ、約17円。紙なし、水なし、便器のみ。トイペは入り口のゴミ箱へ。)


バスに戻ると、さっきの女の子にどこに行くのか聞かれたので、マレアレアロッジと答える。

しばし雑談し、日本の友達が欲しいからFB教えてと言われたけどやってないと答え、whatsappを交換。


せっかくセモンコンを順調に出発できたのに時間かかりそうだな…と思いながら、バスにやってくる物売りの人達を見たりウトウトしたりしながら約3時間。8割席が埋まり、料金係が運賃を徴収し始める。


でも、なぜか私に声をかけない。


違和感を感じ、さっきの女の子に話しかけた。「マレアレアまでのバス代っていくら?」

「知らない」

「あなたもマレアレア行くんじゃなかったっけ。さっき払ってたよね。あなたいくら払ったの?」

すると、ごにょごにょしてすぐに答えられる質問の返事がない。

「私はマレアレアロッジまで行きたいんだけどこのバス行くのよね?」

「いや…行くけど、途中乗り換えて行くことになる」


乗り換えが必要になる場合があることは知ってる。でも、本当に乗り継げるバスなの?


私たちの会話を聞いてたおばちゃんが何やら女の子と話し、女の子が料金係にマレアレアロッジまでいくらか聞いてくれ、私がロッジまで行きたいことを伝えてくれた。


そしたら、バスをチェンジと言われ、せっかく3時間待ったのに案内されたのが、また乗客ゼロのバス。

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思わず新しいバスの料金係に愚痴り、なだめられ、とりあえずバスに荷物を置いて、心配ならバスのナンバープレート写真に撮っておけばいいと言われ、まだ時間あるしみんなが話したいみたいだからこっちにおいでとすぐ近くの売店&ビリヤードの所に案内された。

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↑本当にマレアレアロッジ前まで行くか半信半疑の私に、ほら、マレアレア行きだろ?と料金係が見せてくれた車の住所。

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話を聞くと、このバスは本当にマレアレアロッジまで行くし、マレアレアロッジまで行くバスは1日朝7時と14時の2便しかないとのこと。

ここにいた人達はいい人達で、なんか信用できそう。特に売店のお姉さんがとても感じ良かった。

ビリヤードしてるおじさん達も聞き取りやすい英語をしゃべり、日本じゃコロナはどう?とか、日本では移動には何を使うの?とか、お決まりの結婚してるか子供はいるかなどなど。

移動に何を使うか聞かれた時、なんでそんなこと聞くんだろう?と思ったけど、レソトの移動手段は車か馬。電車や船、飛行機には一生に一度も乗らないままの人も多いだろう。自転車さえ、坂の多いレソトじゃほとんど見ない。

馬にはみんな乗れるの?と聞いたら当然だそう。そして奥さん二人もらうのも合法で、みんな兄弟はいっぱいいるらしい。

そんな会話をしたり、ビリヤードをしてるのを見てたりしたら、いつのまにか14時前。

でも、まだ人なんて集まってないだろうな〜と思ってたら、バスのクラクションが鳴り、慌てて戻ったら、ほぼ席が埋まってる。

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自分のバックパック置いてたところに足を捻じ込み、まだ空席が残った状態で本当に14時ピッタリにバスは出発した。

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バスの乗客は全員女性。みんなマレアレアに帰る人達。和気あいあいとした雰囲気の中バスは進む。

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セモンコン行きと違い、バスの中でお金の支払い。90マロチ(約765円)。

出発前にトイレ行きたかったのに行けず、ガソリンスタンドに着いた時に、隣のおばちゃんを味方につけ、トイレ行きたいとドライバーに言うと、ガススタの店員にお願いしてくれてトイレの鍵を開けてくれた。(鍵を開けてくれたお姉さんにスイーツくれと言われたので、持ってた飴をあげようと思ってたらすぐに出てこず、貴重な非常食のクッキーをあげたけど、それならお金2ランド渡せば良かった、笑)


後はバスに乗ってるだけで、売り子や景色を見たりしながら楽しい道中。

途中、小学生ぐらいの女の子が乗ってきて隣りに座り、車と並走して走るみかん売りのお兄ちゃんみてふふって笑いあったり癒される。

 

セモンコン行きとは全く違う風景で、セモンコンは丘が多く常にアップダウンかカーブだったけど、マレアレアまでは割と平原。


あともう少しってところで、Matelileあたりから悪路になり、ゆっくりしたスピードで丘を登る。

 

丘を登り切ったところで、料金係が、

「Gates of Paradiseだ!」と。

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峠の名前のようで、その峠を越えたら確かに絶景が。

車のスピードは出ないので、ゆっくりと景色を堪能できた。右の座席を陣取っておいて良かった!!

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峠からのゆっくりと坂を下り、 ようやく17時15分にマレアレアに到着!!

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ほんと丸一日の移動だった…。

マレアレアロッジの受付に行き、予約はしてないけどドミトリーに泊まりたいというと、オッケーとのこと。

値段を聞くと、300マロチ(約2550円)。つい最近泊まった人は270って言ってたような…。

3泊するからディスカウントできる?って聞くと、アップグレードした部屋に案内するつもりで既に値下げしてるから無理とのこと。

ツインの個室で、プライベートバスルームが付いた部屋を案内してくれるとのこと。

それはそれで嬉しい!

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しかも室内の電気が明るい。セモンコンは夜は部屋が薄暗かったので、明るいだけでリラックスできる。

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↑部屋の料金表。450マロチの部屋が300マロチに。

 

そして、今日は朝からバナナとクッキーしか食べてないので、高いけど宿のブッフェで夕食。245マロチ(約2080円)。

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美味しいけど、セモンコンの方が安くて凝ってたので割高に感じる…。

明日は自炊しようかな…と思ったけど、デザートのキャロットケーキが思ったより美味しくて、明日も食べようかな。笑