同室のフランス人が6時半頃出ていく。
私ものそのそと起き出したけど、若干頭が重く、胸が苦しい気がする。
標高が約2200m(iPhone調べ)だから?もしくは暖炉のせいで酸素不足になってたのか…。
そして昨日の晩ごはんの味付けが濃かったせいかめちゃくちゃ喉が渇く。
8時半頃キッチンに移動して、朝食。
8時から電気が使えるはずだけど、停電なのか電気関係は動かず、やかんで湯をわかし、パンをフライパンで焼く。
↑チーズ挟んだだけ。冷凍チーズをバラ売りしてたけど、味は良かった。
ロバの鳴き声や馬の草を喰む音を聞きながらのんびりのんびり朝ごはんを食べる。幸せ…。
あまりにのんびりしてたら10時が迫り、部屋に戻って身支度してたら掃除のお姉さんが来てしまった!暖炉の薪も毎日補充してくれるみたい。
ようやく11時に出発。
今日はマレツニャーネの滝までハイキングです。
ホーストレッキングで行く人が多いけど、私はモンゴルで落馬して以降、できればもうしたくないのです…。
とりあえず、maps.meを頼りに歩く。
早速のぼりで、心臓がなんかぎゅっとする。
もちろん舗装されてないし、道という程道ではなく、ゆっくりゆっくりゼーハーしながら登っていく。
そして丘を越えたら絶景!!
写真よりも実際に見た方がパノラマ感すごいです。
そして、馬や羊、ロバなどなど。
パソトブランケットを纏い、馬に乗った人もカッコいいし、普通のおばちゃんもカッコよく馬を乗りこなす。
なんだここは…。
景色はモンゴルに似てるけど、文化が違う。
ガイドブックなどで見てたとんがり屋根のお家も、観光客用なのかと思ってたのに普通に使われていて沢山ある。
すれ違う人と挨拶し、maps.meを見ても分かりづらい時は、その辺の人に「ウォーターフォール?」って聞けば教えてくれる。
途中、小さな川を越える時は濡れない場所を探して渡り、写真を撮りながらのんびり歩く。
↑滝が見えなくても崖だけで綺麗!!
もうそろそろ滝が見える頃では?
と思った頃、ハロー!と駆け寄ってくる男性が。
1枚のボロボロの紙切れを見せ、入場料がいるんだよ!と言われて見てみたら、160マロチ(約1350円)。
入場料については、確かにキッチンに張り紙があったような…。
でも、フェスティバルの時だけって書いてあったような気がしたから、適当に読み飛ばしてしまった。
フェスティバルの時だけだよね?
と払わないよとやりとりしてたら、
来るのは初めて?あの道を通っていけば滝だから。とりあえず行ってきて帰りにあそこの建物(掘立小屋)に寄ってよ
と先に進ませてくれた。
せっかく気分よくここまで来たのに憂鬱になり、とりあえず先に進む。
崖の正面に到着。
宿からゆっくり歩いて1時間半ぐらい。
ここでもvodacom の電波が繋がるので、滝を見ながらネット検索。
ネットでは、入場料は100〜130マロチで交渉次第と曖昧な書き方。レソトのニュースでは、将来入場料を検討するとなってる(5年以上前のだけど)
ていうか、絶対さっきの彼の懐に入るだけだよね?
本当に必要ならしつこく請求してくるだろうし…。
とりあえず向こうに見える建物まで行って聞いてみようかなと思ったけど、柵もあるしひと気も無さそうなので折り返すことに。
突然ひとりのおじさんが背後から現れ、友達は?みたいに声かけられそれもビビる。
(↑途中湿地帯みたいなところもあるので、雨のあとだと徒歩で渡れないかも。)
ヨーロピアンかアメリカンか忘れたけど、女性ひとりで同じように滝までトレッキングし、セクハラされたり、棒やナイフを持った子供たちに囲まれてお菓子を強請られた記事を読んだのを思い出す。
でも、不正なお金は払わないぞ!と心に誓い、ほんとに払うものなら交渉して100ロティ払おうとポケットに忍ばせる。
さっきの場所に戻るとさっきのお兄ちゃんがまた寄ってきて、さらにもう一人仲間らしき男性が増え、小屋に来いという。
ガバメントはフェスティバルの時だけって言ってたよ!
と言い、小屋にも近寄らず先々進む。
追いかけてくるかと思ってたら追いかけて来なかった。
やっぱり不要なのか?
気分は晴れないまま、帰りはとぼとぼと歩く。
あまりにとぼとぼしてたのか、すれ違うお姉さんに、疲れてる?なんて声かけられたり。笑
気持ち的にも体力的にも少し疲れたな…と思いつつ、景色はやっぱり綺麗だなと見入りつつ、帰りは1時間20分程で宿へ。
レセプション辺りまで降りなくても、私の滞在してるドミに帰り着く近道を見つけ、帰宿。
早速入場料に関する貼り紙見たら、2019年から100ロティ必要になったよ!って書いてあった。
それから5年経ってるし、160ロティでも妥当?貼り紙にはセモンコンの観光に役立てると書いてあるけど、あのお兄ちゃんに払って本当にそうなる?
ちゃんと宿で確認してくれば良かった…。ごめんよ兄ちゃん。
★後で宿のオーナーに確認したら、入場料回収する人はベストを来ていて、必ずロゴ入りのレシートをくれるとのこと。金額は130マロチ。
彼はベストも来てなかったし、手書きで160って金額訂正してたし、入場料は必要だけど払うべきは彼では無かった。結果的に払わず通り過ぎて良かった!ガイドなしで行く人はお気をつけを。
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宿に戻ってまだ14時45分だったけど、また川まで降りて街に行くのが嫌すぎて、部屋でのんびり。
18時半にレストランに行き夕食。
今日は4つしかテーブルのロウソクが用意されてないということは、4組か。
今日はメニュー表がないということだった。
スターターは、レンズ豆のスープ、フライドポテト、メインはビーフシチューの他に、魚料理とベジタリアンのカレー、デザートはりんごのケーキ&バニラアイスでした。
4組しかいないのに、昨日とは違うメニューを用意するのがすごい。
ビーフシチューは、お肉は日本ほどトロトロではないけど味は美味しく、付け合わせの野菜がボリュームあってお腹いっぱい!
パンはスターターにしか付かないと思ってたけどメインにもつくようで、これならメインだけで十分。
65ランドのスープだけ頼んでる人もいたので、気軽にレストランを使ってもいいのかも。